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投稿日:2026.06.17 最終更新日:2026.06.19
代表のつぶやき
改修工事の施工保証について当社の考え方
よく、お客様から
「保証は付けてもらえるんですか?」
というご質問をいただくことがあります。
工事を依頼する立場からすると、保証がある方が安心できるというお気持ちは当然だと思います。
一方で、当社では新築工事を除き、改修工事については基本的に保証という形をお出ししておりません。
その理由について少しお話ししたいと思います。
新築工事の場合は、各検査を受けながら下地から仕上げまで新しい材料で施工されるため、建物の状態や施工範囲を把握しやすく、保証という形を取りやすい面があります。
しかし改修工事の場合はそう単純ではありません。
建物には目に見えない部分も多く、過去にどのような工法や材料で工事が行われているのかを正確に把握することが難しいことがほとんどです。
また、雨漏りなどの場合は一つの原因だけではなく、複数の要因が重なっていることも少なくありません。
今回施工していない部分や、現時点では確認できない部分が原因となる可能性もあります。
そのため当社では、改修工事に対して保証期間をお約束することは難しいと考えております。
もちろん、これは工事が終わったら関係も終わりという意味ではありません。
当社が施工させていただいた部分に不具合が発生した場合は、まず現地を確認し、誠意を持って対応させていただきます。
有償・無償につきましては、不具合の原因や内容を確認した上で判断させていただきます。
なお、天災や不可抗力、今回施工していない部分が原因であると判断された場合は、有償での対応となる場合があります。
私自身も、以前現場監督として店舗の新築工事に携わっていた頃、竣工間際の店舗で原因不明の停電が発生し、大きな問題になった経験があります。
当時は「今後同じことが起きて損害が出たらどうするのか」と考え、管理を担当していた関係者へ保証を求めたこともありました。
しかし、その時は
「停電には天災や不可抗力を含め様々な原因が考えられるため、将来発生する全ての損害を保証することはできません。ただし、問題が発生した際には誠意を持って対応させていただきます」
という回答でした。
当時の私は納得できませんでしたが、今振り返ると、原因と考えられる要因が複数存在する状態で将来発生する全ての損害を保証することは現実的ではなかったのだと思います。
世の中には改修工事でも長期間の保証を付けている会社もあります。
それが良い悪いという話ではありません。
私どもも保証そのものを否定しているわけではありません。
ただ、保証があるかどうかだけではなく、その内容まで確認することは大切だと考えております。
例えば、金融機関との契約や保険の契約を行う際には、契約内容や条件を確認される方も多いと思います。
工事保証についても同じで、
・何を保証するのか
・どこまでが保証の対象なのか
・どのような条件があるのか
・保証の対象外は何なのか
という内容を確認することで、後々の認識違いやトラブルを防ぐことにつながるのではないかと思います。
工事が終わって数年後に不具合が発生した際、
「保証があると思っていた」
「そこは保証対象外だった」
という認識の違いが生まれると、施主様と業者との間で誤解やトラブルにつながる場合もあります。
保証期間だけではなく、その内容まで理解した上で依頼することが、後悔しないための判断材料の一つになるのではないかと思います。
私どもは、工事が終わった後に「思っていた内容と違った」ということがないよう、できる限り事前に工事内容や考え方をお伝えすることを大切にしております。
保証という言葉だけで安心をお伝えするよりも、工事内容や建物の状態を正直にお伝えし、ご理解いただいた上でお任せいただくことを大切にしております。
工事後に不具合などがあった場合には、内容を確認した上で誠意をもって対応させていただきます。
なお、メーカーが発行する材料保証についてはお付けできる場合があります。
*工事内容や使用材料によって異なりますので、対応の可否についてはその都度ご説明いたします。