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情報が多い時代だからこそ思うこと

昔に比べると、今は様々な情報を簡単に手に入れられる時代になりました。

YouTube、TikTok、InstagramなどのSNS、ポータルサイト、広告、AIへの相談、知人の話など、建物に関する情報も数多く存在します。

情報が増えたことは良いことだと思います。

しかし私は、情報が増えたからといって判断しやすくなったとは限らないと思っています。

雨漏りが発生した。

どこの業者に頼めば良いのか分からない。

ネットで調べる。

知人に聞く。

業者に相談する。

様々な情報を集める。

そうしているうちに、逆に何が正しいのか分からなくなってしまうこともあります。

実際、お客様からも

「ネットにはこう書いてありました」

「知人からこう聞きました」

というお話を伺うことがあります。

もちろん参考になる情報もあります。

しかし、その情報が今のご自身の建物にも当てはまるとは限りません。

建物の状態も違えば、予算も違います。

工事に対する考え方も人それぞれです。

私は仕事柄、様々なご相談をいただきますが、

「結局どの情報が正しいのでしょうか?」

と聞かれることがあります。

正直なところ、私にも分かりません。

業者によって考え方も違いますし、建物の状態によっても答えは変わるからです。

工法も大切です。

金額も大切です。

保証も大切です。

しかし、それらを説明しているのも人です。

建物の話とは少し違いますが、私自身も似たような経験があります。

昔、旧車を購入した時のことです。

当時の私は知識もなく、外見がきれいだったこともあり、旧車専門店ではない一般の中古車販売店で購入しました。

実はその頃、別の旧車専門店にも「良い車両があれば探してほしい」とお願いしていました。

しかし待ちきれず、先に別の中古車販売店で購入してしまいました。

購入後、その旧車専門店で車を見てもらったところ、

配線は無茶苦茶。

骨格部分には素人の溶接跡。

いつトラブルが起きてもおかしくない状態でした。

現状販売だったため、購入した販売店に言うこともできませんでした。

その時にその専門店の社長から

「あわてて買わんと、うちで見つかるまで待っといたら良かったのに」

と言われたことを今でも覚えています。

結果的に追加の修理費もかかりました。

問題ない状態まで仕上げてもらえたのは、その専門店のおかげです。

振り返ると、私は車を買ったつもりでいましたが、本当に見なければならなかったのは「誰から買うか、誰が信頼できるのか」だったのかもしれません。

実際には、様々な情報を集め、いろいろな業者と話をした結果、

「この人なら任せられそうだな」

という気持ちで決めることも多いのではないでしょうか。

私は、それも大切な判断基準の一つだと思っています。

少しでも不安や違和感が残るのであれば、その場で契約せず、一度考える時間を取る。

納得できるまで質問してみる。

別の意見を聞いてみる。

そうしているうちに、

「この人なら任せられるかもしれない」

と思える相手に出会うこともあると思います。

情報を集めることも大切ですが、最終的には「この人なら任せられる」と思える相手かどうかも大切なのではないでしょうか。